サラ・ウォーターズの「荊の城」が原作で、日本統治下の韓国を舞台にした映画「お嬢さん」。
オールド・ボーイ、親切なクムジャさん、イノセント・ガーデンと同じでR指定の映画を作らせたら世界一のパク・チャヌク監督。
お嬢さんは世界的な評価が高いのですが、R18指定にもかかわらずかなりヒットした映画です。
R18指定の映画は宣伝にかなりの制約がかかるのでヒットするのは厳しいといわれてますが、パク・チャヌク監督のブランド力と言ってもいいですね。
エロティックサスペンスのお嬢さんは映像美と緻密なストーリーだけじゃなく美しいレズシーンでも有名です。
お嬢さんのあらすじ
舞台は日本の統治下1930年代の韓国です。
日本の華族と結婚した親日派の大金持ち上月家の姪である秀子をだまして莫大な遺産を搾取しようとする詐欺師のスッキ。
スッキは珠子という名前で侍女として上月家に雇われることになり、秀子の身の回りの世話をしていく内に親密になっていき…。
お嬢さんをあらすじとして解説するとどうしてもネタバレになってしまうのですごく曖昧ですがこんな感じ。
難解ではありませんがどんどんとテンポよく展開していく映画です。
お嬢さんに低い評価をする2パターン
お嬢さんを視聴して低評価をする人は
「レズシーンが見るに堪えられなかった」
「途中でストーリーの展開についていけなかった」
この2パターンです。
エロ過ぎるレズシーン
少数派ですが、生理的に同性愛、レズシーンを受け付けない人はいます。
どんなに良い映画でも過激な濡れ場を嫌う人もいるし、ゲイシーンを嫌う人もいます。
私もずっと前はゲイシーンをどうしても受け入れられず名作「ブロークンバックマウンテン」に低評価をしてしまいましたが、最近改めてみて苦しいくらいの切なさを感じました。
お嬢さんは女性同士の情欲をテーマにした映画ではありませんが、かなり官能的でアダルト動画レベルの濃いレズシーンがあります。
家族で見るのにはかなり不向きだしレズ嫌いな人はおすすめしません。
お嬢さんのストーリー展開について行くために
また、お嬢さんのストーリー展開についていけなかった、ストレスを感じたという人もいます。
お嬢さんは約2時間半と長めの映画ですが、テンポが良いし面白いので上映時間の長さは全く気になりません。
ただ、お嬢さんは秀子とスッキ(珠子)、藤原伯爵そして上月を中心にガンガンストーリーが展開していくので気を緩めると途中で「あれ?」って言うことになるかもしれません。
お嬢さんは、1部が珠子(スッキ)の視点、2部が秀子の視点、3部で全ての伏線を回収するという構成になっているので、この前提情報だけでもわかっているとストレスなく楽しめるかと思います。
3部で全ての謎が明らかになるので、ちょっと溜めすぎな気もしますが途中でちょっと良く分からないと思っていても最後まで見ればドカッとストレスが解放されます。
映画「お嬢さん」の美しくエロいレズシーン
レズシーンが好きじゃない人には向かないといいましたが、エロの美しさを追求するとレズなんですね。
アダルト時々見るだらしなく太った体の男、ガリガリの男、マッチョな男・・・と美しい女性との濃厚なラブシーンもありますが、美しい肌でしなやかな体の女性2人のねっとりとした絡みは最高に美しいエロスの世界です。

中性的でパッと見たら女性にも見える美しい男性が人気なのも人は美しいエロスに魅かれるという本能があるんじゃないでしょうか?
もちろんお嬢さんでは美しいエロシーンだけじゃなく変態上月氏主催の春本朗読会(今で言えば官能小説朗読会)が開催されたりしてます。
この映画を鑑賞したほぼすべての男が勃起し、ほぼすべての女性を濡らしたといわれるのはお風呂でのシーン。
キャンディーをなめてる秀子が「歯が当たって口が痛い」というと珠子(スッキ)が秀子の歯を削り始めます。
歯医者さんのように秀子の口の中を覗きながら丁寧に歯を削る珠子。
そして見つめ合う秀子と珠子・・・脈絡としては唐突感がありますが映像として見るととても自然にむさぼるように愛し合うはじめます。
他にも、藤原伯爵との結婚が怖い、結婚初夜が怖いという秀子に性のレクチャーをはじめる珠子。
恋人といっしょまたは夫婦2人で見るなら彼氏または旦那さんの股間に注目して下さい。たぶん、勃起してます。
お嬢さんのキャスト
監督は変態であり天才、これを鬼才というのか・・・のパク・チャヌク。
親切なクムジャさん、オールド・ボーイ、渇きなど暗くて美しく過激な世界を描く監督です。
秀子を演じるのは妖艶なエロスをはなつキム・ミニ。
詐欺師の珠子(スッキ)を演じるのはキム・テリ
お嬢さんで注目を集めすぎてしまってプレッシャーになってしまいがちですが、この後も「1987、ある闘いの真実」「リトル・フォレスト 春夏秋冬」など名作にも出演してます。
藤原伯爵はハ・ジョンウ
この俳優さんも面白い韓国映画にはほぼ顔を出してますね。






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